池田晴哉の海外お薦めは、冬季も夏季も美しい国
オーストリー（オーストリア）各地を選びました。

２００２年４月２０日から成田〜ウイーン間の飛行機
便は週５便(全日空とオーストリア航空で相互協定）
関西からも３月末に同数となり便利になりました。

今回は冬季を紹介しますが、夏のチロルの美しさも最
高です。ヨーロッパにお出での際は、是非お寄り下さい。

ウイーン          WIEN

ザルツブルグ     SALZBURG

インスブルック    INNSBRUCK

の　３点セットで紹介します。

久しく追加していませんでしたが、２００３年８月のザルツブルグ
芸術祭の作品を巻末に付けました。芸術としての評価は難しい
感じですが受け入れる側もえらい！　　ＮＥＷ！

下の写真は、インスブルック

The bottom: INNSBRUCK(Tirol)

ウイーンは、オーストリーの首都です。

日本では、音楽とワルツとポルカと菓子で知られています。

ウイーンの菓子の名店「デーメル」は、原宿に出店しているので
ご存知の方も多いかと思います。

2002年のウイーンフィルのニューイヤコンサートで小澤さんが指
揮しましたが、もったりしていてウイーン気質の軽やかさが無くて
残念でした。しかし、何故か日本ではこの演奏のCDが大ヒット
しています。
皆さんウイーンにお出かけ下さい。そしてウイーン気質とはどん
なものかを肌でお感じ下さい。

ウイーンで、オペラやコンサートを楽しむのなら冬場が良いでしょ
う。

オペラなどは、現地で購入されるのが良い。オペラ座裏のチケット
売り場で、席を確認して買われるのが安全です。

オペラは、ボックス席で見るのも良いものです。日本での出前公演
と違い、合唱の厚みが違います。

料理は、煮るか揚げるかの単純なものですがやさしい味でおいしい
と思います。

ブルク劇場前のコーヒーショップ(名店のラントマン　LANDTMANN）
のウインナーシュニッツェルは、薄くてパリッとして上手い。
この店はマーラーもひいきにしたそうで、勿論コーヒーも美味しい。
そして、必ず添えられる水が美味い。（オーストリーの水はどこでも
美味しいのです）

オーストリーのワインは、日本ではあまり知られていませんが美味
しい。赤は、軽くて飲みやすい。白は、ドイツワインよりは良いも
のが多い。　ぜひ、お出かけの際はお試し下さい。

ウイーン市内のワインケラーでは、ＡＵＧＴＩＮＥＲＫＥＬＬＥＲが観光
気分になり良いでしょう。
オペラ座裏の王宮の一角にあり手前は安い席（Ｓｅｌｂｓｔｂｅｄｉｅｎｕｎｇ）
Ｏｐｅｎ：10〜24：00　　Ａｕｇｓｔｉｎｅｒ　Ｓｔｒ．1

ホイリゲ(ワインの新酒）も冬の楽しみです。市外ですが遠くはない
のでお出かけ下さい。この付近は、ブドウの生産地に当たります。

宿泊は、市街のリンク内が、夜遊べて都合がよろしい。
ペンショーネ(朝食のみ付く）に何連泊かすると、宿泊費が安くなり
ます。

オーストリアは、どこの町でも美味しいコーヒーが飲め、コーヒー店
の数が大変多い。
本に紹介される名店も多数ありますが、自分でさがすのも楽しみ
の一つです。
ウイーン以外のインスブルックなどにも良い店が沢山あります。
皆さんもひいきの店を見つけてお帰り下さい。

下の写真　
上はシュテファン寺院前です。見上げる人達がいます。
左の先がグラーベン通りです。
下は、リンク内の通りの様子です。
共に、冬の光景です。

Ｔｈｅ bottom: Stephans Platz

ザルツブルグは、オーストリーの有名な町です。

この町は、音楽で知られる。
モーツアルトの成長した街で、現在は音楽祭でも知られ多く
の人が、夏には、集まってきます。

夏には、サウンド・オブ・ミュジックで有名になった付近の湖水
地域に遊ぶのも良い。

冬は、観光客も少なく、住民の町に戻る。

従って、冬もお薦めです。近くには、スキー場もあります。
何故かオーストリー人は、スキーで骨折している人が多く案外
上手とはいえないのが、面白い。

城にゆくと、市街を一望できる。また、城自体も良く出来てい
ます。

下に、城からの展望と、城の見上げをのせます。
１９９５年末ころに石を磨いて、白い城になりました。賛否いろ
いろですが、金閣がきんきらになったようにそれはそれで良いと
思います。

おすすめは、城側のかなり駅よりの地下にある寺院経営の
ビアホールです。
ジョッキ1杯が、200円で、生ビールが飲めます。

宿泊は、城から橋を渡りすぐ近くのホテル「GABLER BRAU」
が最高です。

テレビなしで、シンプルな部屋。朝のパンがおいしい。
1553年建設の古い建物です。

ここのすぐ近くのビアホールは、人の出入りが多く良い店です。
冬は、この周りで一番賑やかな所なのでですぐ判ります。
生ビールとレバークヌーデルズッペは最高です。塩味強いけど
いけます。（店は1階にある）

The bottom: Festung Hohensalzburg

ザルツブルグは、教会経営のビアホールが数軒あることでも
知られています。

最も知られているのは、城のすぐ下の「Stiegl-Brau-Keller」
ここは、冬季はお休みしているようです。
(注：4〜10月のみオープン）
この西隣のペーター教会の裏に教会経営のＢＲＡＵがあります。
「Stifskeller St.Peter」　　崖をくりぬいていて、803年創業。
昼と夜オープン（冬は月曜休み）。

お薦めは、先に紹介した、城の前の橋から駅方向一つ先の橋を
渡り、右へ行き教会の先の左すぐの地下にあるビヤホールです。

『AuGstiner-BRAU』
（城から橋を渡った地点を出発点としての記述です。ビアホールは
河を挟んで城と同じ側にあります）。　地図は下の項にあります。
地下への階段と中の様子は、下の写真を見て下さい。

つまみのソーセージ等は、廊下にブースがあり選んで生ビール注文
時に一緒に払います。
軽くておいしい生ビールです。空気が乾燥しているので、すっきり
タイプがおいしく感じます。

ザルツブルグに宿泊する時は、是非一度ここのビールを飲んで下
さい。

Ｔｈｅ　ｂｏｔｔｏｍ：Ａｕｇｕｓｔｉｎｅｒ−ＢＲＡＵ

インスブルックは、オーストリーの古都。近年は、冬季オリンピックで
も知られる。

街は、高い岩山に囲まれています。駅からそう遠くない所に中心
地の旧市街地があります。

ゲーテの泊まった宿やホテルやレストランが集まっています。

ターフェルスピッツ(湯で肉）の美味しいレストランもここにあります。
この地方特有な帽子や衣装も似合う人には、お薦めです。
旧市街周辺に素敵な店が、何軒かあります。

テーブルクロスの素敵な店もあります。

冬は、無料のスキーバスが朝9時を目途に運行していて、駅や街
角に乗車場が有ります。

スキー場のムッタース、イグルス、それに1時間位乗りますが3000m
以上の高度でスキーをするシュトゥーバイ・タールなどに、無料で行
けます。

各スキー場には、貸しスキー、靴、衣装一式を安く貸してくれる
ショップがあります。
日本と違い、きちんと計測して靴などを選んでくれます。まさに
ジャストフィットでした。どこでも、そうなのですから、恐れ入ります。

シュトゥーバイ・タールの近くには、素敵なチロル風の宿が沢山あ
ります。ドイツ人などは、ここに宿を取る人が多く、途中からこの
バスに乗り込んできます。

個人教授は、費用が安く日本の数分の一です。教え方も丁寧
で、イグルスの子供の指導はヨーロッパでは良く知られています。
かみさんは、ここでしこまれて、数日後は、香港人の若者に伝授
していました。
長崎大学4年生（長崎県庁へ就職された）も、そのときの生徒？
です。

The bottom: Innsbruck

インスブルックの近郊、ムッタースの山の上（1800ｍ）から見た
インスブルックの街です。

左正面奥は、飛行場（小型の旅客機が運航）

The bottom : Innsbruck

オーストリー情報が、やや不足ぎみでしたのでここで情報を
追加します。

ウイーン  WIEN

ウイーンのリンク（旧市街）内の宿泊施設
おすすめは ペンション・ペルッチェイ
「Pension Pertschy」
Habsburgergasse 5    A-1010 WIEN
  Tel. 0222 533 70 97

大寺院の近く（地下鉄駅がその前にある）でペスト記念碑
前を過ぎ、ペーター教会前の横丁入る。
夜遊ぶのに、良いホテルです。オペラ場にもコンサート場に
も歩いて行けます。
夜中には、鍵が掛かる門があるので、鍵を借りるのを忘れ
ないこと。

ペンションといっても、古い屋敷を利用したホテルで朝食の
みが付く。ツインで12000円程度です。
3連泊すると値引きあり。
なお、どこでも、3泊以上すると値引きは当たり前です。


ザルツブルグ　ＺＡＬＺＢＵＲＧ

お薦めホテル「ガブラウブラウ」
Hotel-Restaurant GABLERBRAU
5020 Salzburg Linzer Gasse 9
Tel. 0 662 73 4 41
4っ星ですが、ツインで冬季は16000円（朝食付き）
パンがうまい。

教会のビアホール
「ＡｕＧｓｔｉｎｅｒ-BRAU」
Augstiner-gasse 4
オープンは、午後3時からです。
国鉄線路から1本目の橋を渡り横断歩道を渡り、階段
のぼり、チャペルの先です。（下記に地図を表示します）


インスブルック　INNSBRUCK

お薦めホテル「ゴールデン・クローネ」
GOLDENE KRONE
Maria-Theresian-Strase 12
Tel. 0043 512　 58 61 60
駅からまっすぐきて、凱旋門の脇にあります。
ここでは4連泊で43000円（ツインで朝食付き）
スキー無料バスの乗車場と中心地に近い（旧市街の側）
便利です。

この近くのワインバー
ANTON MAYR
Leopold Str.34-36

旧市街のメインストリートを直進した表通りに看板あり。
周りには、店はここのみで、夜間はすぐ判る。
アットホームで地元のおじさんで盛り上がっています。
南チロルのシュロス・ルメッツのワインが飲める。

美味しいターフェルシュピッツ（牛の茹で肉）を食べさせる
HotelRestaurant「Happ-Stupe」
の 2階のレストラン「ハップ」
ここは、ホテルで、ゴールデンクローネよりは少し高い。
街のシンボル、「黄金の小屋根」のすぐ側にある。
旧市街の中心部にあり、ここの料理は薄味できれいに見
せてかつ美味しい。

Herzog-Friedrich Strase 14
Tel. 0512 582980

Ｔａｆｅｌｓｐｉｔｚ(牛の茹で肉）は2000円ほど。
生ビール（0.5Ｌ)400円。

物価が高いとされるオーストリアですが、日本に比べるとはるか
に食事代は安い。

旧市街の奥の広い庭園の裏通りにある
中華「欧亜飯店　EURASIA」は、おいしい。
ヨーロッパにいると時々中華料理を食べたくなりますが、ここは
出色です。勿論、家庭料理の延長のものとしてです。
Ｍｕｓｅｕｍ　Ｓｔｒａｓｅ　5
Ｔｅｌ．0512　580664

下にザルツブルグの地図を示します。
北に鉄道駅があり、駅前から左方向へ行き鉄道ガードをくぐり、
南下すると旧市街にでます。

お薦めの宿「GablerBrau」は、39番のすぐ前です。

お薦めの教会ビヤホール「Ａｕｇｓｔｉｎｅｒ−Ｂｒａｕ」
は、29番です。

地図に番号が集中している所が、観光スポットです。
城は、1番です。

地図は、オーストリア観光協会のものを借りしました。

オーストリア観光協会とウイーン観光協会には、日本語のホーム
ページがあります。
ウイーンについては、大学日本語学科のホームページで学生に評
判の良いレストランなどの案内があります。
（リンク集３参照）

The bottom: Map of Zalzburg

冬季オリンピックの開催で知られるインスブルック
には、周辺に数多くのスキー場があります。

イグルス
ムッタース
などは、主会場でした。

イグルス IGLS
保養地としても有名。
貴族階級や富裕層が集まることで、知られていて
子供達のスキーメソードが良いことでも著名です。
インスブルックからは市電（トラム）で行ける。

スキー場の正式名は
Patscherkofel　パーチャーコーフェル。

ゴンドラに乗るとその上には、リフトが2本。
眺めの良い禿山（2247m)となる。
中腹から山麓にかけてが、滑降のコース
で急斜面もあり、面白い。

T-Barリフトが、主流で、25度位の斜面も
平気で登る。乗りなれていないとこれが、
大変です。腰で乗らないと、ころぶ。
私も腕を引っ掛けて登り始め、最後に手
を離し、大絶叫と共に、側部の斜面を
直滑降して下り降りたという経験があります。

街からはバスで20分程度で、行けるので、
麓の高級スポーツホテルなどに宿泊しない
ですみます。時間のない人にお薦めの所です。

ムッタース　Mutters
ここも、街からバス(無料バスあり）で３０分
以内で行けます。
ムッタースの集落(標高830m）は、チロル風の
古くガッシリした木造3階建ての宿が多数あり
ます。ここに泊まるのも良いと思います。

貸しスキーは、ロープウエイのバス停より1つ
手前にあり、靴もピッタリのを選んでくれます。
この当たりの技術力は、すばらしい。日本はこ
の水準の半分程度しかないのが残念です。

ロープウエイで上がると、初心者用のなだらかな斜
面が広い。この上へは、リフトで上がる。

スラロームに良い斜面で、選手候補が滑っていま
す。眺めが良く、インスブルックが一望できます。
インスブルックは、大町（長野県）が松本規模にな
ったような街だと思いました。

このスキー場は、のんびり出来て良い。山の上での
食事が安くて旨い。ソーセイジを焼いてパンに包んだ
ものと生ビールで500円程度です。

晴れていると、雪の上に座って食べる。値段の高い
食堂もないし、雪質もサラサラで最高です。

下りは、子供達でも滑りおりれるゆるい斜面が続き
家族連れが多いスキー場でした。

ムッタースは、2000年春以来雪が降りません。2002
年2月4日時点で、積雪なしです。
今後はスキー場としてではなく夏の保養地（以前か
ら知られています）としてご利用下さい。

なお、２００３年は雪はありますが　他のスキー場へ
の無料バスがあり、そちらへ案内しています。
なお、クロカンとスケートはこの地で出来ます。

リンク集３に、インスブルックなどの雪情報のページ
を加えたのでご覧下さい。

２００３年現在は、スキー場としては機能しなくなった
ムッタース・スキー場を回顧することにします。

引越しで写真が出てきましたので、なつかしさを込
めて写真を紹介します。

背景はインスブルックの街。うしろの山脈は、イタリ
ア側（南）を見たものです。

The bottom : Mutters(1991)

ムッタースの写真を、続けます。

まずは、インスブルックの街。

最後の写真の正面が、イグルス。
オリンピックのダウンヒルコースが、白く見えていま
す。正式なスキー場名はパーチャーコーフェル
（Patscherkofel)

The bottom : Mutters(1991)

さらに、ムッタースの写真をお見せします。

かみさんの花房このみは、スキーはオーストリーでしかやり
ません。良い雪と適当な斜面と丁寧な教師がいる。
そんな場所はこの国しかないのです。

慶応を卒業、安田生命に就職した丸山君と滑りました。
丸山隆史君（当時杉並区在住）連絡を下さい。

Ｔｈｅ　bottom : Mutters(1990)

インスブルックから、バスで1時間20分のところにある夏でも
滑れる氷河のスキー場です。

その全体の地図を下に示します。

インスブルック駅からは、赤と黄色の路面電車（STB鉄道）
が、このチロルの渓谷中心地（FULPMES）へ1時間ほどで
結ぶ。夏には、これに乗るのも楽しそうです。

この谷は、チロルらしい宿が多くあります。

ドイツ人やイタリア人の宿泊客が大多数ですが、皆さんも
ここの少し近代的でかつチロル風という宿に連泊するという
旅も、如何でしょうか。

Ｔｈｅ bottom: Map of STUBAI

シュトゥバイタールの奥にあるスキー場です。
フルプネス（ＦＵＲＰＭＥＳ）からロープウェイ駅
Mutterbergalmまでは、バスで50分。

インスブルック駅からの、無料スキーバスでは
1時間20分。乗り場の標高は、1750m。
ここから1本目のロープウエイで2300mへ。
乗り換えて2900mへ。

ここのパノラマレストランで、服など一式が
借りれます。当初は、赤い服でしたが、トラの
縞々の服に変わり、現在は？。

ここから3250mまでT-barリフトで上がる。
パウダースノーなので、すごく上手くなった
気になります。
地図(上部）では、右手のバーンです。
最後は、2300mまで滑り降りる。
この時は、地図の左手のコースを
選ぶのが良い。

ロープウエイでの混雑が、この上部の斜面
ではまったくありません。

パノラマレストラン「MUTTERBERG」は
カフェテリア方式で、いろいろな食べ物
があり、取りすぎてしまう位です。
日本並の値段で少々高いが、品数
が豊富で楽しめました。
ここは、夏も2900m以上でスキーが可能。
夏おいでの際は、こちらにもお寄り下さい。

The bottom: STUBAI SKIING PLACE

インスブルックの東側の「ツィラータール」
ZillerTal　

は、シュトウバイに劣らず、お薦めです。

小さな蒸気機関車と車両のZillertalBahn
ツィラタール鉄道は、イエンバッハ（Jenbach)
〜マイヤーホーフェン（Mayrhofen)まで1時間
で結んでいます。鉄道好きにはお薦めです。

このスキー場は、「ヒンタートゥクス」が正式名
で、ハイシーズンは　７・８月です。
なお、ここのスキー場は　氷河上にあるのです
が、シュトゥバイよりは、広大で　斜面はゆるい。
夏は、チロル最高のスキー場とされています。

下の写真はシュトゥバイです。

                                         　　　 ＮＥＷ！
友人が２００３年熱い夏にザルツブルグに立ち寄りました。

市長が激怒したという彫刻作品が素晴らしいと写真を
預かりました。

芸術作品ですので、感想はいろいろでしょうがご紹介
します。

ともかくパワーは感じます。実物は良いのでしょう！

The bottom ： Arts in Salzburg 2003 Summer Fest.
photo by Kouji KATO.

シュトウバイ・グレッシャーの写真を追加します。    NEW !

３，２００ｍ〜２，９００ｍ地点から見た周辺または下降
の様子です。
                           ２００４年１月９日追加
The bottom ： Photo point
２，９００m〜３，２００m Point

シュトウバイ・グレッシャーの写真　　　　　　　　　NEW !
STUBAIER GLETSCHER Photo　　　さらに追加します。

下の写真は１９９２年２月ころ
２，９００ｍ地点にあるパノラマ・レストラン Gams Garten
前。
明大３年生、　　青学４年（横浜磯子の石川島播磨に就職予定）
新潟県長岡の高校教員の方、長崎大４年（長崎県庁就職予定）
達との記念撮影です。連絡メモなど紛失してその後連絡出来ていま
せんが皆さん立派な社会人になられているのでしょうね。
気が付いたら連絡を下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００４年１月９日追加
The bottom ：Feb.1992